中東出張
2020年9月24日(木)
出張で中東のクウェートにやってきた。9月20日に成田を出発し、アブダビ経由で21日にクウェートに入国した
現在は入国後の検疫期間中(Quarantine)で14日間ホテルに軟禁されている
クウェート入国時に保健省のスタッフから毎日Health Checkのために電話しますと言われたが、いまだに連絡が来ていない
ホテルでの生活は非常に快適で、検疫後に仕事に行きたくないほどである
クウェート国について、自分の理解向上のために以下簡単に説明する。
略史
16世紀にヨーロッパ列強が湾岸地域へ進出するようになりクウェートの存在が知られるようになった。18世紀アラビア半島中央部から移住した部族がクウェートの基礎を作った
1899年イギリスの保護国となる
1938年に大油田が発見される
1961年6月19日にイギリスから独立
1990年8月2日、隣国イラク軍のクウェート侵攻、1991年2月23日、多国籍軍がクウェートに進軍を開始し、イラク軍を攻撃、3日後の2月26日にイラクの7か月におよぶ占領から解放された
面積は四国とほぼ同じ
人口は428万人(うち、クウェート人131万人)(2016年)
気候は砂漠気候で、夏は50℃近くまで上がることがあるが、冬期の夜は最低気温が5℃を下回ることもあり、ヒーターを必要とする日もある。
経済
最大の特徴は、石油産業に立脚した、石油依存経済ということである。輸出総額の90%、国庫歳入の約80%およびGDPの約50%を石油収入が占めている。
しかし、石油収入のほとんどを国の工業化につぎ込むというような政策は採っておらず、必要経費を除いた余剰資金を海外に投資、運用することを基本政策としている。
さらに、耐久消費財や生活物資の多くを輸入に頼っている。工業化の優先度を資本集約的で労働生産性の高い石油関連産業に置き、市場規模が小さいなどの理由で石油産業以外の製造・加工などの産業を十分に育ててこなかったため、輸入依存度が極めて高い国となっている。
総労働人口に占める外国人の割合は1998年末時点で全体の約83%に達しており、彼ら外国人の労働力がなければ、経済が成り立たない。
ひとまず今日はこの辺で。